やっと亜佑美と堂々と付き合えるようになった。
こんな嬉しい事はない。
 年甲斐もなく朝から亜佑美を抱いてしまったし、初めて入った亜佑美の部屋でも本当は抱きたくて抱きたくて己との闘いだった。

(これじゃまるでセックスを覚えたての男子みたいだろ……)

 大体自分がデザインを担当したイタリアンレストランに連れて行くなんて俺は独占欲が強いのかもしれない。
 初めて女の人を自分が携わったお店に連れて来たが亜佑美は凄く喜んでくれて、この子ならきっと俺の副社長と言う肩書きなんてきっと気にしないだろう、そう思えた。
 思った通り俺が副社長だと言う事を打ち明けて驚いていたがそんな事は関係ないと俺の欲しい言葉をくれた。
亜佑美と出会うまでは男なら奢ってくれるのが普通と思っているような女しか出会って来なかった。
自分も払いますと律儀に言ってくる亜佑美が最初から印象的で副社長と打ち明けたって態度の変わらない。
こういう所も亜佑美の好きな所の一つだ。
会う度に亜佑美の好きな所が増えていく。