「くっ……」
一気に快感が押し寄せ、放たれる。虚しく自分で綺麗に拭き取る。なんとか運転できるまでになったので自宅に車を走らせた。一時間の道のりは過酷だったが唇の痛みのおかげかなんとか理性を保ち家に着くことができた。
家に入り一目散に頭からおもむろにシャワーを浴びる。
(昨日はこの風呂に亜佑美が入ってたのに……)
昨夜の事を思い出したせいか、それともまだ残っている媚薬のせいかなかなか治らなく熱く大きくなった物を何度も何度も自分で慰めた。
一体何回慰めてしまったのだろう。
疲れ果てシャワーを出て直ぐにベットに横になった。
「はぁ……」
思わずため息が出る。なんだか色々ありすぎて……
自分のせいとは分かっているが麻美の事が心配で一言だけメールを入れる事にした。
"今までありがとう。
こんな終わり方になってしまったけど麻美とは会社でも会うわけだし昔の会社仲間に戻ろう。
プライベートではもう会わない、連絡先を消して下さい。じゃあ会社で"
本当に都合の良すぎる男だと思われているだろう。俺が女だったらこんな男と付き合いたいと思わないな……。でも社会人として同じ会社にいる以上普通にしなければいけない。
明日からまた仕事。
どうか何もなく平穏な事を祈るばかりだ。