褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
おまけ 友の恋愛事情
『奥手な二人の両片思い』より『神頼みとバレンタインの計画』の裏話です。
※96~98ページに東馬が登場しています。
東馬達が見ていたのは『縮まる距離』の81~82ページに当たります。
「あぁ~っ、終わったぁ~」
「お疲れ様」
11月下旬の日曜日。
今日は期末テストに向けて、景斗と2人で勉強会を行った。
いつも景斗の家にお邪魔してるため、今日は久しぶりにうちに招いたのだ。
「ふぅ。なぁ東馬、実玖とどこまでいった?」
「えっ」
突然の質問に、テーブルの上のノートを片づける手が止まる。
「付き合ってちょうど2週間なんだろ?手は繋いだ? ハグはした? それかもうキ……」
「まだしてねーよ。明日のためにもそろそろ帰れ」
「へーい」
持っていたノートで、すかさず景斗の肩をペシッと叩いた。
ったく……まだ2週間なのに、展開早すぎ。
キスはまだだけど、一応ハグは経験済み。
だけど、ここ最近はたまに手を繋ぐくらいしかしていない。
今まで先輩と後輩の関係だったのもあって、まだ完全に恋愛関係に移行はできていないのだ。
「付き合う前にハグしたのに、相変わらずウブですねぇ」
「あれは不可抗力だって……」
「えええ? 離れようとしたのを引き留めたって聞いたぞ?」
※96~98ページに東馬が登場しています。
東馬達が見ていたのは『縮まる距離』の81~82ページに当たります。
「あぁ~っ、終わったぁ~」
「お疲れ様」
11月下旬の日曜日。
今日は期末テストに向けて、景斗と2人で勉強会を行った。
いつも景斗の家にお邪魔してるため、今日は久しぶりにうちに招いたのだ。
「ふぅ。なぁ東馬、実玖とどこまでいった?」
「えっ」
突然の質問に、テーブルの上のノートを片づける手が止まる。
「付き合ってちょうど2週間なんだろ?手は繋いだ? ハグはした? それかもうキ……」
「まだしてねーよ。明日のためにもそろそろ帰れ」
「へーい」
持っていたノートで、すかさず景斗の肩をペシッと叩いた。
ったく……まだ2週間なのに、展開早すぎ。
キスはまだだけど、一応ハグは経験済み。
だけど、ここ最近はたまに手を繋ぐくらいしかしていない。
今まで先輩と後輩の関係だったのもあって、まだ完全に恋愛関係に移行はできていないのだ。
「付き合う前にハグしたのに、相変わらずウブですねぇ」
「あれは不可抗力だって……」
「えええ? 離れようとしたのを引き留めたって聞いたぞ?」