堕天使、恋に落ちる
甘い朝とネックレス
ある日のことだった―――――

「おはよ」
「おはよう、一徹」
私を腕枕してる一徹が、愛しそうに私を見つめている。
その綺麗な目を見ていると、
「あんま見たら、また襲うかもよ(笑)?」
「え?やだよ。さっき寝たばっかでしょ?」
「そんな可愛い由那が悪いんだよ?俺を煽るから、毎晩止まらない……」

いやいや、煽ってるつもりなんてない。
ただ毎晩求められて、受け入れているだけ。
かと言って嫌な訳じゃないよ。
私も一徹が大好きだし。

「もうそろそろ起きないとな。もうとっくに昼過ぎてる…!」
私の頭を撫でながら、一徹が囁く。
「うーん。まだ眠いよ……」

最近、三・四時間位の睡眠時間しかない。
もちろん仕事が終わるのが夜中なので、就寝時間は遅いが、いざ寝ようとすると一徹に求められて快楽に溺れるのだ。
結局寝るのが、朝。
外が完全に明るくなってからだ。
今までの私ならもうとっくに出勤している時間だ。

「いいこだから、起きて…?抱っこするから…」
「うん…」
一徹が起き上がり下着とガウンを着る。
そしてシーツごと私を抱き上げ、お風呂場に連れていく。
これは最近の一連の流れ。
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