HEART ~second ~


「…ですよね

困らせるようなこと言ってごめんなさい。


フルートは肺活量多くないと吹けないから、身体に負担になることは私が1番わかっていたんです」




龍太「趣味で吹く分には何も言わん


しかし、部活となると多少無理しないといけないだろう。しかも星ノ宮のオケはレベルが高い、練習がハードと聞く。俺の居ないところで結愛の身体に負担になるようなことはさせられない」




「はい…」



想像通りの答えで私は思わず視線を下げてしまった



そんな私の上から声が降ってきた




龍太「他にやりたい部活はないのか?」



「…やりたい部活……」



私はオーケストラ部しか眼中になかった



「…部活、やってもいいんですか?」



龍太「もちろん内容による


でも、結愛はまだ学生だ。可能性を狭めるようなことはできるだけしたくないんだ」




「……龍太さん………


ありがとうございます


他の探してみます!」




私は意気揚々と自室に戻り、勉強に取り掛かった




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