「な、なんでそんなとこにおるの!?というかどうやって登ったん!?」
うちが驚いておると
「ん?鳥居の上など簡単にのぼれるやろ?」
サラッとすごいことを言いよる男子
「て、てかあんた誰なん?そしてここどこや?」
うちがそう質問すると
「まず先にここはどこかを答えたるは、、ここは狐神社とかくりよつまり妖の世界の狭間にある場所や」
「へ?かくりよ?妖の世界の狭間?」
うちが混乱していると
「さっき狐が2匹おったやろ?」
「う、うんおった!」
「その2匹が彩葉の事をここに連れてきたんや!」
「な、なるほど?てかなんでうちの名前知っとるん!?」
「彩葉は質問が多いな…まぁいいそれも答えたるは」
「なんで俺が彩葉の名前を知っとるかと言うとこのネックレスで分かったんや」
「へ?ネックレスでどう分かるん?」
「このネックレスは俺の妖力の入ったもんで空にかざせば名前、姿、どこにおるかなんてすぐ分かるんや!」
「ん?なんで人間が妖力なんて使えるん?」
うちが聞いとると
「あぁそれはな俺が普通の人間ではなく、、」
また強い風邪が吹きよって目を瞑る次に目の前に現れたのは
「俺が狐の妖だから妖力を使えるんや!」
自慢げに言いよる男子。
さっきまでの黒髪の男子ではなくて今は銀色の狐さんの耳としっぽそして着物を着とる姿になっとる。
「そういえば俺の名前を教えとらんかったな」
男子は鳥居の上から飛び降りてうちの前へと着地する。
「俺の名前は由希や!狐の妖で人間の姿になったりすることもできるんや!」
自慢げに言う由希。
「で、でもどないして由希がここに来たんや?」
うちが不思議に思い聞いとると
「それはな、、彩葉昨日ここの鳥居入った時に願い事したやろ?」
「え!?なんで分かるん。」
「大体の願い事なんかは聞こえるんやけど小さいんやでも彩葉の願い事はものすごく強く聞こえてきてな。そんで俺の後輩の狐を助けてくれたからお礼を言いに来よったのと願いを叶えるために来たんや!」
銀色のしっぽを揺らしながら言う由希。
「昨日助けよった狐さんってもしかして、、」
うちは昨日助けよった狐さんを思い出した。
「え!?あの子由希の後輩さんやったの!?」
うちが驚いていると
「コンッ」
と一声狐の鳴き声が足元から聞こえよった。
「あ!昨日うちが助けた狐さんや!」
うちがそう言いよると
コクリと狐さんが頷く。
「さて、、彩葉願い事を声に出して言ってみや。」
由希が真っ直ぐうちを見て言う
うちは目を瞑りながら大きな声で
「狐様、神様お願いします私の初めての恋を叶えてください!」
そう言った瞬間由希が笑って
「その願い、、俺が叶えてやろう!」
そう言ってうちの手を由希が握る。
うちはまだ状況を理解できてへんけど由希に握られた手は少し暖かく由希に恋を叶えるためのお手伝いをしてもらうことにした。