ベットに組み敷かれ、頭の上に両手を縛られている、柚希。
身体はブルブル震えている。

「や…ま、と……お願い…離し、て?怖い……」
「ごめんね…怖がらせて……。
柚にこんなこと……更に病気悪化するかな?
でも柚が悪いんだよ?」
「だからね……事情があって、響ちゃんのお店にいたの……それで、従業員さんに…送って、もらった…の…」
「うん、さっき見てたよ?
柚が男とキスしてたの…」
「え?キス?してないよ!」
「でも顔重なってたよ?」
「あれは、目に入ったゴミ取ってくれただけだよ?ほんとだよ?」
「もういいよ…どっちでも!とにかく今、柚を俺のモノだと認識しないと、壊れる……」
「嫌…怖い……こんな大翔、嫌…」

「俺を拒否るな!!!
柚は誰のモノ?」
「え?」
「柚は、誰の、モノ?」
「やま、と…」
「だよね?だったら、受け入れて?俺を」
「でも…怖いの……こんなの大翔じゃない!」

「だったら!!!
どんな俺が、大翔なの?
なんで俺に黙って、響子のクラブなんか行ったの?クラブだぞ!普通に街に出るのと訳が違うだろ?
しかも俺の知らない男に送ってもらって!!
中也や玄ならまだいい。でも知らない奴と二人きりで、誤解されるような行動とって、そんな姿見て嫉妬するなってのは、無理がある!
俺は、柚が思ってるより柚のこと愛してるし、いつも余裕ないんだ。
柚の行動ひとつひとつに一喜一憂してるんだよ?」
「大翔…」
「言っとくけど、絶対放さないかなら!俺は、何があっても。柚と放れる位なら、死んだ方がいいから!
はぁ、はぁ。
……ねぇ俺のこと愛してる?」
「うん…もちろん…」
「だったら、受け入れて?不安で苦しい……」