「結婚記念日まで、後一週間だな…!」
「うん…もう二年も経つんだね…」
ぴったりくっついて、鼻と鼻がくっつく位近い二人。

「どこか行きたいとこある?それとも外が怖いなら、家の中でイチャイチャする?」
「大翔は?行きたいとこないの?」
「俺は柚と一緒なら、場所は関係ない」
「そう?
外を出歩くのは、まだ怖い……」
「うん…」
「でも食事は外食したいな…!」
「了解!じゃあ個室をとれば問題ないな…!楽しみにしてて?」
「え?一緒に決めないの?」
「うーん。
サプライズ!」
「フフ…ありがとう!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日━━━━━━
コンコン━━━━
ここは中也の部屋前。
「誰ー?」
「柚希だよ、ちょっといい?」
「いいよー」
中に入る。

「ちょっと相談があるの」
「うん、何?」
「来週、大翔との結婚記念日なの。それで大翔にプレゼント渡したくて、一緒に買いに付き合ってほしいなって!」
「俺?」
「うん、響ちゃんより中也くんの方が適任かなって思ったんだけど、ダメかな?一人ではどうしても怖くて…中也くんなら、相談もできるしなって」
「いいよ」
「ほんと!?ありがとう。良かったぁー」
「いつ?今日?」
「それは中也くんがいい時で構わないよ!こっちが頼んでるんだもん。私が合わせないと…」
「じゃあ明日!兄貴が仕事行ったら行こっ!」
「うん、わかった!ほんとありがとね!」
満面の笑みの柚希。
可愛いなぁと思う。
その可愛さが俺だけのモノになったらなと少しヤキモチを妬く、中也だった。