「アイツのこと?」
「うん…」
「確かにタイプは似てるわね…大と忠司」
忠司は響子の前の旦那の友達で、柚希に一目惚れをし付き合った男だ。
それなりにイケメンで優しい。
でも少し執着が激しく、束縛も凄かったのだ。
「大翔と全然違うんだよ?大翔は縁を切れなんて言わないし。でも……」
「でも?」
「エッチの時の、あの目がなんか似てて……」
「そう…でも、大は忠司じゃないわ!」
「え?」
「忠司は、柚希が震えてても、無理やりされたんでしょ?アイツ自分に酔ってるとこあったし」
「うん…」
「大は我慢してくれてるじゃん!
大にとっては、物凄いことだと思う!
だって、私達がいようがいまいが、人前で柚希にキス責めするような男よ!そんな男がエッチ我慢するなんて、そーとー大切ってことでしょ?柚希のこと」
「そうだよね…」
「柚希が、誘惑したら?」
「はい?」
「フフ…いいものプレゼントしてあげる!」
響子がクローゼットからあるものを出す。

「これ…ランジェリー?」
「うん!凄いでしょ?」
「凄いどころじゃ……。これ、布少ないし、紐?」
「将大を誘惑でもしようかと思って、買ったんだけどそんな必要ないから!」
「さすがに着れない…」
「あー、胸の話?少し大きいだろうけど、許容範囲でしょ?」
「いや、紐……」
「いいじゃん!これを着て、お酒飲めば……。柚希にもできるでしょ?
大丈夫。忠司のことフラッシュバックしそうになったら、大に抱きつきな!大の匂い嗅げば、落ち着くわよ!目を見ないようにして、大自身を感じるのよ!」
「響ちゃん…」
「ここで乗り越えないと、ずっとお互い愛し合えない……柚希!頑張れ!」

「うん!」