「おはようございます。あれ?柚希と大翔さんは?」
「まだ寝てますよ。今日は特別」
夏姫の質問に広子さんが、答える。

大翔夫婦以外の朝食中━━━━━
「まぁ、夜簡単に寝かせてもらえなかったでしょうね…柚希」
「だろうな…あんな格好じゃな……」
「フフ…中も惚れなおした?」
「あぁ…。
…ってちげーよ!」
「バレバレよ!中の気持ちなんて…!あなた、柚希の前でどんな顔してると思ってんの?たぶん大にもバレバレ!
わかってないのは、柚希だけ!」
「てかさ、なんで響子っていつもそんな余裕なの?」
「質問の意図がわからないわよ」
「ん?あんま乱れたとこ見たことないし。いつも冷静だから」
「どうして中に乱れなきゃいけないの?気持ち悪い…」
「気持ち悪いって……失礼な女」
「だから。どう思ってんの?柚希のこと」
「どうって…」

「まだ諦めてねぇんだろ!?バレバレ…!」
「え?ゲッ兄貴…!」
「おはよ、大。じゃあ私はお風呂入って寝るわ、おやすみ。
広さん、ごちそうさま!」
「お疲れ様。響子ちゃん」
響子がダイニングを出る。
「あの、大翔」
「んぁ?」
「服、着なさいよ!夏姫さんいるのよ?」
広子が眉間にシワを寄せ言った。
「あーわりぃ。水飲みに来ただけだから。すぐまた寝るし…」
大翔はスエットのズボンだけで、上半身裸だ。
「蜘蛛…?なんか怖い……」
水を飲みに冷蔵庫に向かう大翔の背中を見た、夏姫がボソッと言った。