夏姫が退去し、また五人での生活に戻る。

「これ可愛いね~」
「でも少し大胆よね…!」
「フフ…確かに(笑)」
リビングで柚希と響子が雑誌を見ながら、話をしている。もうすぐ海開きだからと、水着特集がくまれていた。
「なんだか複雑だな…」
「ん?柚希?」
「みんなで海とかプールとか行きたいんだけど、怖いしなぁって……」
「それに大も中も、刺青あるしね…!」
「うん…」
残念そうに見る、柚希。

「……あっそうだ!要はプライベートビーチだったら、いいのよね?」
「え?響ちゃん?」
「柚希、ちょっと待ってて!」
スマホを取り出した響子は、誰かに電話しだした。

「あ、もしもし。はい、えぇ。この前お話いただいた………そうです。もしよろしければ、お言葉に甘えたいなって………はい…そうなんですか?じゃあ…甘えさせていただきます!
もちろん!今度サービスさせていただきます。
はい……失礼します」
「響ちゃん?」
「柚希、私のクラブのお得意様で、ホテル経営されてる方がいるの。その方にずっと旅行に誘われてて。
その方のホテル、一日10組限定のオーシャンビュー付きなの。
確かに完全なプライベートって訳じゃないけど、比較的柚希でも楽しめるんじゃないかな?
どうする?柚希がよければ、行かない?」

「行きたい…でも大翔なんて言うかな…?」