「え~いいじゃないですか?せっかく会えたのに…!」
「迷惑だっつてんの!?わかんねぇのか?お前等、響子と同じホステスだよな?だったら察しろよ!」
今度は大翔が強い口調で、言う。
「そんな言い方……」
「フッ…そんな言い方しないとわからないから、言ってあげたんだよ。優しいだろ?」
「ちょっと、大!やめて!
とにかく悪いけど、今日はひいて?」
「はい…わかりました……」
ガッカリしたように、去っていった。

「柚。奴等ひいたよ?」
後ろでしがみついて震えている、柚希に優しく話しかける。
「………」
「柚?」
「柚希?」
大中兄弟が覗き込む。
「え…あ、一緒に食べるの?ホステスさん達と」
「ううん。断ったよ!大丈夫…!」
大翔が頭を撫でながら、柚希に言った。
「ほんと…?」
「うん、大丈夫よ!柚希。
どっちにしても断るつもりだったから、いいのよ」
「そう…よかったぁ」
ホッとしたように、微笑んだ。

部屋に戻り、水着に着替える。
「どう?大翔!」
「………ダメだな…」
「え…?」
「え~めっちゃ可愛いよ?柚希。
兄貴、おかしいぞ!」
「ちげーよ。可愛すぎるってこと!柚、これ着とけ!」
と自分のパーカーを渡す、大翔。
「え~そんなの柚希が着たら、水着見えねぇじゃん!すっぽり隠れるじゃんか!」
抗議する、中也。
「だからいいんだよ!なんでこんな可愛い柚を、俺以外に見せないといけねぇんだよ?」
「別にいいじゃん?水着位…」
「………だったら聞くけどよ、もし柚がお前の嫁だったらどうだ?」
「へ?」