「意外に多いわね…柚希、大丈夫…?」
「う、うん…大翔の言う通りだったね…」
柚希と響子が買い物に行くと言った時、大翔にかなり言われたのだ。
「人が多いはずだから、危ない」
と。
「とにかく、急いで買って帰ろ!」
「うん」

二人でエコバックを抱え、家路に急ぐ。
「ちょっと買いすぎちゃったね…」
「荷物持ちとしてでも、大か中を連れてくるんだったわ…!」
「フフ…確かに…!」

「持ちましょうか?荷物」
「え…」
「は?」
20代前半位の三人組の男達が話しかけてきた。
すかさず柚希は、響子の後ろに隠れた。
「結構!です!柚希、行くよ!」
「うん…」
「そんなこと言わずに…だって重そうじゃん?」
「だから!大丈夫だっつてんでしょ!?」
「てか、こっちの子可愛い~」
一人の男が柚希の手を掴んだ。

「や…あ、あ……」
あまりの恐怖で声が出ない、柚希。
「震えてるぅ。ヤバい…可愛い~」
「ちょっと、手ぇ離しなさいよ!」
その手を響子が掴む。
その力に少し怯む、男。
「なんだよ、コイツ。
力が……」
「だ、か、ら!離せっつてんの!聞こえない?」
「わかったよ…だから、お前も離せよ!」
手を離された柚希は、その場に腰を抜かしへたりこむ。

「お前…俺等怒らせていいと思ってんのかよ!!」
「は?それは、こっちのセリフ……」
「響…ちゃ…?」
「ヤるぞ!お前等…」
「ヤれるもんなら、ヤってみたら?」