「みんな朝食食べながらでいいから、聞いて?」
広子がキッチンから声をかける。

「何?」
「ここに入居したいって言ってる人からの連絡があったの。柚希ちゃん、どう?
ちなみに◯◯出版で働いてる、25歳の女の子よ。
今まで恋人と同棲してたみたいなんだけど、訳あって家を出なきゃいけなくなったから、うちに連絡がきたの。もちろん事前に柚希ちゃんの事は話してるわ」
「俺は、柚がいいならいい!ただ傷つけたら、容赦しない!」
「俺も!右に同じく」
「私も柚希に一任するわ」
「はい、大丈夫です!広子さん」
「そう。じゃあそう言っておくわ!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
三日後の朝━━━━━

「初めまして。三川 早苗です!よろしくお願いします」
「よろしく、私は川中 響子。クラブのママしてるの」
「俺は、中也」
「俺は大翔。で、コイツが俺の嫁さんの柚希。広子叔母から聞いてると思うが、病気でなかなか話したりするのが、難しいから気遣ってやってほしい」
「大瀬 柚希です…よろしく…お願い、します」
「はい。広子さんから聞いてます。よろしくお願いします」

「部屋は響子ちゃんの隣ね!今日、仕事は?」
「今日はお休みをとってます」
「そう。じゃあごゆっくり…」

朝食が済み、響子はお風呂、中也は部屋へ行く。
「じゃあ、柚。行ってくるから!なんかあったら、連絡しろよ?」
「うん…気をつけてね。行ってらっしゃい!」
軽くキスをして、出ていった。