封印がとけたような感覚だった━━━━━

今まで律の為に、自分のおしゃれ等を我慢していた反動が出てしまっていた。
最近はアクセサリーでは満足できなくなり、ドレスを勝手に借りるようになり、色んな婚活パーティー等に行くようになった。

「三川さん、その真っ赤なドレス素敵ですね?似合ってる」
「そうですか?フフ…」
「お仕事は何を?」
「父がカフェを経営してて、その手伝いを…」
そして嘘をはくことも、なんの罪悪感もなくなっている。

「そうなんですね…だからかな?とても純粋で綺麗だ」
「え////?そんな////」
「よかったら、このまま二人で抜けませんか?」
「え///はい…」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ねぇ柚希。私の赤いドレス知らない??」
「え?知らないよ。ないの?」
今日は響子のクラブのお得意様の大切なパーティーがある。
その為、響子は少し奮発してドレスを用意していた。

「ないのよ!確かにクローゼットの中に入れてたはずなのに…」
「クリーニングしたとかはないよね?あ、でもまだ一回も着てないんだっけ?」
「そうよ。もう用意しないと、遅刻しちゃうのに……」
さすがの響子も少しパニックになっている。

「だったら……。
あ、そうだ!ちょっと待ってて!」
柚希は一度部屋に戻る。

「響ちゃん!今日はこれ着て行って!」
「え…?これ……。
ダメだよ!これは柚希がいつか大と結婚式する為に、大がデザインしたドレスでしょ?こんなの着れない…!」