【完】桜色の君を抱きしめたい
昔から大勢の前に出ると不安と恐怖に襲われて、頭が真っ白になったり、その場で倒れることもありました。

それくらい怖いんです。私がこうなったきっかけは幼稚園の頃のことです。その時の私は人見知りなんて一切しなくて、男の子たちと毎日擦り傷、切り傷を作りながら遊んでいたやんちゃな子でした。

そんな私が人見知りになったのは年中さんのおゆうぎ会の時です。私は主人公のお姫様にアドバイスをするうさぎの役でした。練習では先生に褒められるほどハキハキとセリフを言うことが出来ました。

けど、本番になってステージに上がると、いつもとは違う感じがして保護者席の方を見ると沢山の人が私をジロジロと見ていてそれが怖くなってしまいには泣き出してしまいました。それからです。私が人見知り...いや、対人恐怖症になったのは。
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