幼なじみの魔術師が、婚約者である令嬢の盲目を治したことで、逆に別れることになった。
 なまじ目が見えるようになったせいで、令嬢は美形の従兄の方になびいてしまい、気持ちが離れてしまったんだとか。
 理不尽な展開に私は憤りを覚えるけれど、無関係の立場では何ができるはずもなく。

 そんな折、その幼なじみに仕えるメイドから、魔石をはめこんだブローチを渡される。
 なんでも古代の遺物の「勇気の出るおまじない」らしい。
 言われるままにそれを身に着け、私も令嬢と新婚約者のお披露目会に足を運ぶのだけど――


 寡黙な男魔術師と、長身の不器用な女騎士。
 でこぼこな二人の、遅めの恋の物語。

この作品のキーワード
異世界  ファンタジー  婚約破棄  女騎士  男魔術師  純愛  令嬢