ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
第1章

「ヒヨが一番可愛い」


 よーし!ここが今日から働く場所かぁ……。

 私、桜坂学園高等部2年、花畑日和は、この結城グループのお屋敷で、メイドとして今日から働かせてもらうことになっている。

「こんにちは〜メイド長の朝倉優奈よ」

「わぁっ……!よ、よろしくお願いします……!!」

「ふふっ、わからないことあったらなんでも聞くのよ〜」

「ありがとうございます……!!」

「じゃあ、お部屋に案内するわ。ふふっ、あなたのご主人様は、とぉっても可愛いお方なのよ〜」

「へ〜!」

「まぁ。男の子なんだけどね」

「子犬系男子ですかっ……!」

「ふふっ、その通りよ」

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