騎士(ナイト)に チェックメイト
先輩と後輩



今日は応援団はじめての練習日。
校舎の階段下の広場が今日の青団の練習場所。


「え〜3年1組団長の緑川悠一です。
青団に入ってくれてありがとうございます!
最後の体育祭勝ちに行くんで皆の力を僕たち3年生に貸してください!
宜しくお願いします!」


団長とメインとなり団を支えてくれる何人かの先輩達の挨拶が終わり、少しだけ振りの練習がはじまる。


3年生が考えてくれた振り付けを1番後ろの列で一生懸命に覚える1年生たちを2年生が面倒をみるということも代々色高に伝わった伝統の様なものらしい。


「先輩、もう一度教えて下さい。。」

「もちろん!もう少しゆっくりやろうか!」


何チームかに分かれて練習していた時周りを見渡しふと、ダンスをしていて良かったと本音が胸の中で疼く。
一度で振りを覚える事が出来るのも、それをすぐ曲に合わせていけるのも、私が小3から始めたダンスの賜物である。


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