*序章*


ガチャリ、キィィー
 ひと気のない夜中。
 とある病院の屋上の扉が開く。
 中から出てきたのは一人の少女。
 
 パジャマ姿の少女は柵に向かって歩く。

 柵の前で歩みを止めると、
 夜景を見下ろしながら、少女は話しだす。
 誰とでもなく、たった一人で。