僕の彼女はヤンデレです
彼女は自分を卑下します
今度こそ、幸せになるんだと意気込んで気合いを入れた。

あれ、待てよ!!

ネットで出会えたのは良い。

しかし、年齢に住んでいる場所。

俺はミチルの事を何も知らない。

唯一知っているのが、1枚の写メだけなんて。

いま、ミチルと電話は繋がっているから、聞きたい事が有れば聞けば良いじゃないか。

「あのさ、俺東京住みなんだけどミチルはどこ?」
「私は東京の足立区です……」
「えっ!一緒……」
「偶然嬉しい!こんなに好きになって、住んでる所が遠かったらどうしようって思ったのです……。
まあ、遠くても会いにいきますけどね!」

後は年齢が知りたいな。

正直、ミチルの事を色々知りたい。

「俺は、18だけどミチルにも聞いていいのかな?」
「うん。大丈夫だけど、私の方が年上だよ……」
「そうなんだ!お姉さんかぁ!」
「21だけど……。大丈夫かな……?」
「3歳上とか理想でしょ!!」
「えっ!そうなの……?」
「あ、なんか良いなぁみたいな!」
「ありがとう……」

ミチルは運命の人。

そんな風には考える。

ぶっちゃけ、このまま生きていても女の子には相手にされずゲームだけを黙々とこなす未来を想像していた。

だから、ミチルに会えた事は本当に幸せだ。

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