僕の彼女はヤンデレです
彼女の会社で働きます
1日中、ミチルと話夜になったら眠っていた。

「り、陸!起きて!!」

カーテンの隙間から差し込む光とミチルの慌てた声で目が覚める。

「ど、どうしたの?」
「仕事遅刻しちゃう!!」

そう言えば、ミチルの会社で俺も働くんだった。

慌てて準備をする、寝坊した2人。

ミチルにお昼ご飯代を貰い、会社に向かう。

ミチルの会社は家から3分で付く場所に有る工場みたいな場所だった。

従業員は、15名程度。
従業員の年齢層はバラバラ。

かなり歳の方も居れば、同じ位の歳くらいの人も居る。

この中にミチルの父親が居る。

そう考えて見渡したのだが、ミチルの面影が有る人なんて居ない。

しかし、緊張する。

「陸は現場に行ってね……」
「あ、うん!」

現場と事務では場所が違う。
ミチルと離れると考えたら寂しいが、仕方がない。

指に嵌めた指輪を外し、胸ポケットに入れた。

__これは、死ぬ程大切だから汚す訳にはいかない

「新人さん!現場に行くから、車に乗って!」

見るからにガテン系で顔の濃い男性に指示され、軽トラの助手席に乗り込む。

歳は俺の父親と一緒くらいだろう。

「お前、ミチルとはどういう関係なんだ?」
「へっ?」

というか、いきなり何。

「ほら!ミチルの紹介で此処で働く事になったんだろ?」
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