君の光と私の輝き。
いつもと変わらないルーティン。
だけど、ここからいつもとは違う。

高校までは、電車を使って登校する。

家から駅までは、徒歩10分。その後電車に4駅分、15分間乗り、徒歩5分で高校に着く。
中学校までは、徒歩10分だったため登校時間がグーンと伸びる。
その分早く起きなければならない。
寝るのが大好きな私にとってはとても辛い。

大きな口を開けてあくびをしていたら、
「いやーほんと合格出来て良かったねー!」
と紬に言われた。

「ねー。でも紬は余裕だったでしょ?私は本当にギリギリだったよー泣」

「まあ、ごめんだけど、余裕だったかな、」

そう。紬は、頭が良い。それだけではなく運動もできて、すごくフレンドリー。
さらには、誰が見てもかわいいと言う 顔をしている。肩までの髪がとても似合っている。

それに比べて、私は頭が悪いし、運動音痴だし、人見知り。顔は、中の下ぐらい?
紬ぐらいの髪の長さは、似合う人にしか似合わない。私がそのくらいに切ったらきっと似合わないんだろうなと思う。
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