放課後。


「みっちゃーん! 今日このあと時間ある?」

帰りのホームルームが終わると、七星が私の元へと駆け寄ってきた。


「あたし、今日バイトが休みなんだけど……。良かったら、一緒にサッカー部の練習見に行ってくれない?」


サッカー部の練習……あ!


「もしかして……澄野くん?」

七星が、頬をピンク色に染める。


澄野くん、一之瀬くんと同じサッカー部だもんね。


「真宙くんは、女子から人気あるから。
今まではなかなか、練習見に行く勇気がなかったんだけど……2年生で同じクラスになれたし、一度行ってみたいなと思って」


「もしかして七星……好きなの? 澄野くんのこと」

恥ずかしそうに、コクっと頷く七星。


か、可愛い。やっぱり思ったとおり。

七星、恋する女の子の顔だ。