翌日の夕方に病室に行くと
栞那のお父さんは
帰った後だった。

「うふふっ、帰しちゃった。」
と、言う栞那は、お父さんと
会えたからか少し元気になっていた。

「食べて、寝ないと
    鎌倉に連れて帰る」
と、言われたらしい。

「じゃ、ちゃんと食べないとね。」
と、言うと
「頑張ります。」
と、答えるから二人で笑った。

「でも、びっくりした
栞那のお父さん、イケメンで。
背も高くて。」
「うふっ、で、しょう。
自慢なの。
だけど、顔だけでなく
性格も優しいから。」
と、言うと
「本当、ファザコンだわ。」
と、笑うと栞那も笑った。

少しすると
十川さんも病室に来てくれた。

「忙しいのに、本当に申し訳ありません。」
と、言う栞那に
「ば~か。仕事はきっちり
やってきたから、心配するな。」
と、言う。

十川さんが、忙しいのは
栞那が一番知っている。
きっと、栞那が抱えてる仕事も
やってくれているはずだ。

この二人の息の相方は
普通でないと思うが·····
そう思う私だけだろうか?

栞那が入院して
三日目にお父さんがみえていた。

社内の仲良しも
聞き付けお見舞い来たら
イケメンなお父さんに会い
びっくりし
お父さんからお礼も言われたりで
たじたじになっていた。

栞那は、五日目に退院した。

栞那のお父さんが来ると言ったが
栞那が、これ以上休んだらダメだと
言い、私に任せてもらった。

車は、十川さんが。
「悪いですよ。」と言う栞那に
「役得だ。」と、答える十川さん。

「まあまあ、いいじゃない。」
と、私が言って話はついた。

仕事を終えて、
十川さんに無理を言って
買い出しをしてから
病院へと向かう。

栞那のマンションに着くと
栞那をソファーに座らせ
荷物は全て十川さんが運びいれ。

私はキッチンに立ち
栞那が食べやすいように
鍋焼きうどんを作る
あっ、ついでに十川さんの分も。

栞那は、完食してくれた。
量は少なめだが。

十川さんも完食した。

三人で、珈琲を飲みながら
(栞那は、ホットミルク)
ショートケーキを、別腹。

十川さんは、胸焼けがすると
騒ぐから、栞那と笑った。

栞那は、土日挟んで
月曜日から出社をする。