諦 念

その後······父からは、
結婚についての話は出なかった。

私の幸せな姿を見せれないことに
申し訳なかった。

私は、光輝に何度も連絡をした。
メール、LINE、電話も。
だが、光輝からは
返事が来ることはなかった。

そのまま、私も長期の出張に
入らないと行けなくて。
このプロジェクトに社運もかけて
いるため、行かないことは
出来ない。

今回は、十川さんも一緒に行く。
《 帰ったら、きちんと話そう。 》
と、LINEとメール
留守電に入れて
私は、十川さんと出張先に向かった。

二ヶ月の出張を終え
先に帰った十川さんを初め
部長や専務に報告をした。
部長、専務は大変喜ばれて
社長がご褒美をくれるらしい。


冒頭は、この時のお話し·····
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