明奈と明奈が買ってきてくれた。
お弁当を食べながら
ビールを飲む。

明奈の話しは·····


光輝は、
神戸支店へ係長として転勤。

神戸支店に欠員が出て
優秀な光輝が選ばれた、と。
内示があったのは三ヶ月前。

私が出張中に引き継ぎも終わり異動

それだけなら、まだしも·····

光輝は、田中 真澄を
婚約者として連れて行った、と。

本社最後の日
同期や営業部一課の人達と
デザインインテリア課の人達は
驚きを隠せずにいた。

十川さんが、
「三瀬は、知っているのか?
納得しているのか?」
と、言うと
「それをあなたが言うのですか?」
と、答えた光輝に
「どういう事だ?」
と、一発触発だったのを
明奈が止めた、と。
「だけど、一瀬君。
十川さんが言ったように
栞那は、知ってるの?
あなたに連絡つかないと
ずっと言っていたのに?
それになぜ、田中なの?
おかしいよ、あんた。」
「栞那が、悪いんだ。俺は····」
と、言っていると
専務が通りかかり
「何を騒いでいる。」
と、言われて
その場は、皆引きあげた。

十川さんは、苦渋の顔をして
私も怒りが収まらなかった、と
明奈は言った。

どういう事なの····と····泣きもした。

落ち込みもした。

だが、光輝は携帯もかえて
連絡はつかなくなっていた。

私は、総務の明奈の力を借りて
光輝の実家の住所を調べ
光輝が、私の部屋に置いてある荷物を
送った。

その中に、御両親宛への手紙をいれた。

言いつけたい訳ではないが·····

全てを書き
荷物を送りつけ尚且つ
恨み節のような手紙の
非礼を詫びた。

そして最後に
〔 二度とお会いする事はありません
ので、ご安心してください。 
と、彼にお伝えて下さい。〕
と、して手紙を終わらせた。

涙が、溢れて止まらなかった。

なぜなの?
私が何をしたと言うの?

別れたいなら、言って欲しいと
好きな人ができたなら
そう言ってくれたら
文句は言っても前向きに
考えた。

でも、だから彼は
私に結婚の話も一度もしなかったのだ。

私は、遊ばれていた···だけ·····?·····

なぜ?どうして?
もう全てが、
わからなくなっていた。

明奈は、毎日心配して
連絡をくれた。

十川さんからも連絡があった。

だが、十川さんからの
電話に出ることは
出来なかった。