週刊誌が発売されて
透くんが家に籠るようになって5日。



日々常にマンションの外には記者がいて
透くんも元気がなくて私は相変わらず忙しくさせてもらっている。



でも今日は久々のoffで私は買い物に来ていると、またどこからともなく声が聞こえてきた。






「ゆーーーまちゃん!」





バレないように変装しているのにそんな大声で私を呼び止めるのは1人だけ。


もう2度も経験してるから流石に分かる。


そんな諦めた考えで声のするほうを振り向くと案の定いたのは遥緋くんだった。






「ねーねー、結茉ちゃんの彼氏スキャンダルの人じゃない〜??
会った時顔隠れてたし彼氏じゃないとか言われたけど俺は確信したんだよねぇ」






遥緋くんは全く周りなんて気にしない様子で話しかけてくるけど、私は聞かれてないか周りを見渡して周りに人がいないのを見て遥緋くんの手を取って移動する。






「え?なになにー?」






当の本人は何故手を引かれているのか分からないなんて顔してるけど気にせず私は建物の隙間に連れ込んでため息をついた。






「人前っていうのわかってる?」






その前からズカズカと大声で話しかけてきて…。


少し怒りながらそう言うと、遥緋くんはキョトンとした後に困ったように笑った。