キミのためならいくらでも!!【完】
キミは推しで私はファンで。
『あ、もしもし、今大丈夫か?』

「は、はいっ、」

『もしかして寝てた?』


えっ、と私が言うと

図星?と笑いながら染夜くんは言って

ごめんな夜遅くに、と言葉を続けた。


「だ、大丈夫ですっ、」

『そう?無理すんなよ?……あ、んで、今日はちょっと話したいことあるんだけど、』

「話したい、こと?」


"話したいこと"という言葉に

嫌な予感しかしなくて

なんですか…?と私が聞くと

それを感じとったのか、染夜くんはくすっと笑った。

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