告白予約。〜猫系男子は赤面少女に夢中〜



 水瀬くんの表情は、やっぱりほとんど変わらない。けど、私をじっと見つめる大きな目の中に、今は静かな火が灯っている。手首から与えられる熱と相まって、私の顔は徐々に熱を持っていく。

 それを誤魔化したくて、私は慌てて口を開いた。



「や、優しいのは水瀬くんだよ」
「そんなことない」
「庇ってくれてありがとう」
「本音だから、庇ったわけじゃない」
「……そ、そっか」
「俺が優しいのは、片山さんにだけ」



 水瀬くんの言いたいことが、何となく分かってしまう。けど、こんなにカッコよくて女の子に困ることなんてない彼が、そんなわけない。きっと、私の自意識過剰だ。



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