「じゃあ、行くわね」
「また会える?」
「ええ、またどこかでね」
「・・・・」
「これね、」
 そう言って私は鏡の前に一万円札を置く
「そういうのはいらないから、男に恥かかすなよ」
「私が恥ずかしいのよ」

 私はそれだけを言って、男にひとつ笑顔を向けて部屋を出た。