LOVEDOUBT ホスト×女子高生
6、デート


朝、リビングに行くと、眠っているナツキの姿が目に入った


ナツキは眼鏡を掛けたまま、ソファーをベッドにして寝ている


テレビも電気もつけっぱなし



床に座り、そんなナツキの顔を間近で見つめる



その寝顔も完璧な美しさで、なんだか溜め息が出てしまう



この人を好きなってしまった自分が、身の程知らずみたいで




「・・・あれ?・・・俺寝てた」


私の気配で目が覚めたのか、ナツキは半分しか開いていない目で、私を見ている




「おはよう」



夕べのあの後、ナツキは私の居る寝室には来なかった


なんとなく、避けられたのかな?と思う


昨日の私の涙を見て、私のナツキに対する恋心に気付き、
面倒臭いと思ったのかもしれない



ナツキがどんな感情で私に構ってくれているのかはよく分からないけど、
恋とか愛のような重いものを私に対して求めていないと思う


多分、ナツキにとって私は、寂しさを和らげてくれる犬や猫のようなペットみたいなものだと思う

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