碧天の下で、純白の球、夏に泣く。


こんな焦るってことは、
風早さんのこと本気で好きなんだと思う。




でもだからこそ、
その瞬間に感じた、
ほんの、
ほんのほんのほんの。


ほんのちょっと心配が気になった。












「‥あいつ、風早ちゃんにもし万が一
何かあったら、大丈夫なのかよ‥?」



















そしてその時の俺は、
それの予感が本当に実現するとは思いもしなかった。

















【大会まであと1ヶ月と2日】



















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