碧天の下で、純白の球、夏に泣く。

タッパーに入っていた、
大量の白飯を食べる手を止めた保田。


「この前の試合、あの‥決勝戦のやつ!」

「あぁ、あれがどうした?」

「‥風早ちゃんが学校休みだしたのって、
あの試合があった日からじゃね?」

「っ!」


‥まさか、保田にも気付かれていたとは。



「いやー、もしかしてお前ら喧嘩した?
って初めは思ったんだけどよ?」

「け、喧嘩なんてするわけねぇだろ!!」

「そうそう、俺もそう思って!
だからな、ズバッと訊くけどよ‥。」

「なんだよ‥。」

「もしかして斗蒼。
風早ちゃんとキスしたのか?」



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