碧天の下で、純白の球、夏に泣く。

side 斗蒼



「日向くん、ごめん。」

「ううん、風早さんが謝ることじゃないよ?」

「‥ありがとう。」


今は掃除時間。

同じ掃除場所のクラスメイトが気を遣ってくれて俺はここで、今、風早さんと一緒にいる。


「私、重かったでしょー?」

「え?そんな訳ないよ。
むしろ軽すぎて不安になるくらいだったよ?」

「‥そういうこと素で言うの反則だよ!」

「えぇ‥?」



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