愛の距離がハカレナイ
16
それはお昼休みだった。

「あれ?」

久しぶりに香澄とランチを取っている時だった。

それはちょうど昨晩の祐介との電話の内容を話しかけた時。

なり出したスマホを確認する。

「もしかして、南川課長の呼び出し?」

香澄が眉をひそめる。

「えっ?何だろう、えっ、え~。」

私は慌ててスマホに出た。

「こんな時間に…、どうしたの?」

私はチラチラと香澄を見ながら、その電話に答える。

「一体どういう事?何で…?」

私は切られたスマホをじっと見つめる。

「いったい誰からなの?」

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