愛の距離がハカレナイ
11
どうもあの日以来、私はおかしい。
相変わらず忙しく、祐介との時間が取れない。
いや、本当に取れないのだろうか。
自分でそれを避けているような、そんな気もしている。
祐介からも特に連絡はない。
会社ですれ違う事もない。
「阿里は水島と付き合う事になったんだよね?」
香澄にさえそんな事を言われる始末。
「…自分でもよく分からなくなってきちゃった。」
私がそんな風につぶやいていても、仕事は容赦なく襲ってくる。
とにかく南川課長の指示がやたらと多い。
そして二人での外出が毎日のようにある。
わざと私を会社に居させない様に南川課長が予定を組んでいるんじゃないだろうかとうがって考えてしまう。
相変わらず忙しく、祐介との時間が取れない。
いや、本当に取れないのだろうか。
自分でそれを避けているような、そんな気もしている。
祐介からも特に連絡はない。
会社ですれ違う事もない。
「阿里は水島と付き合う事になったんだよね?」
香澄にさえそんな事を言われる始末。
「…自分でもよく分からなくなってきちゃった。」
私がそんな風につぶやいていても、仕事は容赦なく襲ってくる。
とにかく南川課長の指示がやたらと多い。
そして二人での外出が毎日のようにある。
わざと私を会社に居させない様に南川課長が予定を組んでいるんじゃないだろうかとうがって考えてしまう。