年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました
「さて、優菜。説明してもらおうかな?俺たちの試合中、豪先輩とイチャイチャしてたよね。全然試合観てなかったしな」
「イチャイチャなんてしてません!ずっと啓太のことを話してたんです!」
「豪先輩は俺のこと、すぐ気付いたのにな。優菜はどんだけ思い出すのに時間掛かってんだよ」
「それは、ごめんね。でも思い出したよ、啓太。自力で思い出したわけじゃないけど。えへっ」
「えへっ!じゃないって」
「それにしても、高橋くん!随分と背が高くなったねー。いつの間にこんな大きくなったの?あの頃は私と変わらない背の高さだったのに」
そう言って啓太の頭をポンポンと優しく触った。
「やめっ!絶対に言われると思ったよ、それ。俺だって成長してんの!成長の止まった優菜に言われたくないわ」
「うわ、失礼な!私だって身長は止まったかもしれないけど、色々と成長してますっ」
「ふーん、例えばどこが成長してんのさ?」
意地悪な顔で啓太が質問してくる。
私はこれを言えば啓太が困るだろう返事をした。
「例えばね、胸。成長してるもん。大きくなってるもん」
「・・・・///」
ほら、啓太が困ってる。
私はそんな真っ赤になった啓太のことがおかしくて、大笑いした。
「ほんっとに、啓太って可愛い」
「もう止めて、優菜。俺、もうダメだから。優菜に何度も殺されてるから」
「あははっ、ごめん啓太」