ここに住むとか無理やり襲わないとか用心棒とか。

聞かされることすべてに驚かされる。

「用心棒って……わたし、危ないんですか」

 今朝も警告じみたことを云われたけれど、智奈は訊ねながら、ひょっとして父は病死ではなく、口封じのために心臓発作を装って殺されたのかと考えだした。

その日、父の税理士事務所から電話があって、所内で倒れたと智奈は聞かされている。

「そうじゃなくて、言葉の綾だ。まあ、智奈にはおれがついてるってわかったら、何かあったときに助かるのは確かだ。証明できないことを祈ってるけど」

 どういうことかと考えると、しばらくしてわかった。

つまり、助けが必要になるようなトラブルに遭わないほうがいいとキョウゴは云っているのだ。

もしトラブルに遭ってもキョウゴは自信たっぷりで助かるとも云った。