午前の授業が全て終わり、いつものメンバーでお弁当を囲む昼休み。他愛のない会話をしながらお箸を進めているとピロンと可愛い音が鳴った。

「なに〜?また彼氏?」

「うん!今日放課後デートなんだよね〜」

と嬉しそうにスマホの文字を打つ友達。

「彼氏なんていても疲れるだけじゃない?クラスの男子にも疲れるのに」

そう言って机に肘をつきながら教室の後ろで盛り上がっている男子に視線を送る彼女は『宇野愛花』ちゃん。

愛花ちゃんとは出席番号の前後を機会に仲良くなった。愛花ちゃんはとにかく男嫌いだ。その理由は過去につらい裏切り方をされたのだとか…。それ以来、男は信じない!と言いきっているらしい。

だけどそんな愛花ちゃんを男子たちはほっとかない。なぜなら、彼女はかなりの美貌の持ち主でありながらスタイル抜群という、誰もが羨む完璧人間だからだ。

初めて愛花ちゃんを見た時、女のわたしでも惚れ惚れしたものだ。綺麗な二重で少し切れ長の目がわたしの視線と絡む。

「芽衣は彼氏欲しい?」

ニコっと微笑みながら見つめられると未だに照れてしまう。

「芽衣は彼氏欲しいよね〜?」

と先に口を開いた彼女は『湯川めぐみ』ちゃん。通称めぐちゃん。