誰を?何を?見ているの?

☆☆報告


まさか、彼女・彩葉から
条件付きでも
結婚の話がでるとは
思っていなかった。

でも、これで兄貴を守れる。
ずっと、守ってもらってきた。

彼女・彩葉には、感謝しかない。
天音の事も、わかっているみたいだが
浮気はしない。
できるわけがない。
兄貴の者なんだから。

俺は、帰宅して直ぐに
兄貴に話した。

「薫、遅かったな。
天音が料理作っているのに
と、怒っていたぞ。」
「ああ、わかった。
後で、謝っておく。」
「そうしとけ。」
「兄貴、少し話ししても?」
「ああ、どうした?」
「俺、結婚するから。」
「ふぅん、そうか?
えっ、ええっ、待て待て待て
どうして?誰と?」
「佐久間総帥のお孫さんで
佐久間 彩葉さんと。」
「えっ、その話しは
終わったんじゃないのか?」
「ああ、あの時は。
でも、毎日病院に通って
お詫びをして、もう一度
最初からやり直してもらって
お互いをしると
この人ならと思えて。
明日、お互いのじいさんに
連絡することに。」
「それで、今日遅かったのか?
ここんとこも、出てることが
多かったし。」
「彼女・彩葉は、医師で
勤務がまちまちだから
今日は、病院の駐車場で
待っていた。」
と、言うと
兄貴は、驚いたみたいだが
「そうか。だが良かったのか?
お前は、それで。」
と、言われて、天音の事だと
思うが···ふれずに
「問題ないよ。明日じいさんに
報告するから。」
と、言って自分の部屋に戻る。
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