彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
高校での私は……
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チュン。チュン、チュン。
スズメの鳴き声が可愛くて。
閉じたまぶたに入り込む朝日が、眩しくて。
ゆっくりと、目を開けた私。
毎日お世話になっている
背中が痛くなる薄っぺらい布団とは違う
弾力に戸惑いながら。
ん?
ここはどこ?
ボケボケの脳みそで
シミ一つない
綺麗な天井を見つめてしまう。
築30年以上の、
我が家のボロアパートではない。
それは確か。
しかも私が着ているのは
着古したロンTじゃなく、
ウエディングドレス。
待って、待って。
昨日、何があったんだっけ?