「悪いが、キミのことは好みじゃないんだ」

 そんな言葉一つで、私は六年間も連れ添った婚約者と破局した。元婚約者の隣には、可愛らしい顔立ちの異母妹エリカが、彼に寄り添いながら勝ち誇ったような笑みを浮かべていた――……。

 ……それが、ほんの一日前のこと。そして、今、私は――嫁いでいる真っ最中だ。