どうすれば良いの?
航平
「スゴイ衝撃を受けるくらい違ったんだね。」

莉子
「はい。どちらもラベンダーがベースなんですが、全然違う香りになっていて…
子供だったから尚更衝撃でしたね。

ただ…調香師になれる人は、ほんのひと握りの人らしいです。
生まれ持っての臭覚もありますし…」


航平
「その難しい調香師にチャレンジしようとして加瀬さんは凄いよ。」


莉子
「ありがとうございます…」


メインのハンバーグとオムライスが運ばれ2人で半分こして食べた。

ハンバーグもトロトロタマゴのオムライスも本当に美味しかった。

食べ終えてから、古賀さんがまた会計をして出口へ向かう。

莉子
「ご馳走様でした。凄く美味しかったです。」

航平
「喜んでくれて良かった。じゃあ、自宅まで送るね。」

車が発進する…


莉子は、明日から仙台へ向かう古賀さんとしばらく会えないんだと思ったら寂しい気持ちになった。

莉子
「あの、古賀さん。これからは夜にメールしても良いですか?」

航平
「ああ、大丈夫だよ。俺も電話できる時は電話するから。」

莉子
「新しい職場だし慣れるまで大変でしょうけど頑張って下さい。」

航平
「うん。ありがとう。
あのさ〜加瀬さん、夏になったらさ〜 休みを合わせて… その〜 1泊でネズミーランドでも行かないか?」

莉子
「え! はい! 嬉しいです!行きます!」

航平
「ハハハ。 うん。俺も頑張るから加瀬さんも勉強頑張ってくれよ!」

莉子
「はい!」
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