【完結】最高糖度のキミが好き


 日野くんが明確に否定するけれど、その次の言葉は中々紡がれない。沈黙が訪れしばらく黙って待っていると、彼はやがて震えるような声色で口を開いた。



「……俺が夕飯、宅配サービスを使ってるって話……したよね?」



「うん」



「……その店の人が、俺の部屋、撮ってた」
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