とある山奥の里に住む忍び、朱緋(あけひ)は当代一の実力を持つ忍びと謳われていた。

ある日朱緋は世話になっている大名からある仕事を依頼される。
それは、大名の妾である沙羅姫を護衛して欲しいというなんともつまらなさそうな仕事だった。
つまらない仕事でも報酬はたんまり弾むということで、朱緋は里のために仕方なく依頼を受けることにしたが、その沙羅姫は傾国と噂される女だった。

大名の城にやってきた朱緋は早速沙羅姫の護衛を務めるが、沙羅姫は大名に寵愛される一方、家臣や町人達には男の精を吸い取る妖だと恐れられていた。
 大名の寵愛をほしいままにする我儘な女狐を想像していた朱緋だったが、沙羅姫が自室からほとんど動かず誰とも喋らないことに疑問を抱き始める。

やがて沙羅姫は、朱緋にとあることを願い出た────。



別作品【守護悪魔】と繋がる物語です。守護悪魔→忍 の順にご覧ください

※ *印部分はやや過激な描写がありますのでご注意ください。
 
2018.5.4WEB掲載 
2020.8 再修正掲載


表紙イラスト:峰村ゆえ

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