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「篠原くんのお母さん、お久しぶりです。 わたし、秋山光莉です」

篠原くんの家に着くと、篠原くんのお母さんは快く中に入れてくれた。

「光莉ちゃん、久しぶりね?高校卒業以来かしら?」

「はい」

 すると篠原くんのお母さんは、お茶を淹れながら「元気そうね、光莉ちゃん」と言った。

「はい。 お母さんも、元気そうですね」

「ええ、おかげさまで。 はい。お待たせ」

 とお茶をわたしの目の前に置いた。そんなお母さんに「ありがとうございます」とお礼をした。

「光莉ちゃん、本当にキレイになったわね?あの頃もキレイだったけど、今はもっとキレイね?」

 なんて言ってくれるのは、とても嬉しい。わたしは「ありがとうございます」と返事をした。

「母さん、早速なんだけど……。俺、光莉と結婚したいんだ。許してくれる?」

 真剣な眼差しでそう言葉にした。緊張の一瞬だ。ドキドキするし、緊張する……。

「もちろんよ!当たり前じゃない」

 篠原くんのお母さんは、すぐに賛成した。そしてとても嬉しそうだった。

「……ありがとう。母さん」