運命があるとするなら、私にはどんな道があったのだろう。
耐えられる者にだけ、試練は与えられると言われるが…
そんなもの欲しくない。
私が欲しかったのは…あなたの愛。
※ 「あなたに伝えたかったこと」の続編です
※ 昭和から平成にかけて物語は続いています
- あらすじ
母のみどりを亡くした後、由美は父の養女となった。
やがて医師となり、祖父の診療所で働きながら、
母親の違う義理の兄や姉とともに
父の経営する大きな病院での診療もこなしていた。
医者として働く事に誇りはあるが、家族の風当たりは強かった。
負けずに、独りで生きていく。
由美はそう決心していた。
かつて愛した人に再会するまでは…。