円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
円城寺家の人々
『柊音様。お誕生日おめでとうございます』


『ありがとう、良子さん。みんなもありがとう』


『柊音も15歳か…月日が経つのは早いな…』


宮殿までとは言わないけど、とんでもなく大きな洋館風のお屋敷のダイニングルーム。


広い空間には、豪華な調度品や家具、有名な画家の描く絵画が飾られている。


オレンジ色にゆらめくランプ達が、少しレトロな雰囲気を醸し出し…


その様子が、慌ただしい現代から少し時間をさかのぼったような気にさせてくれる。


長いテーブルには、バースデーケーキとフランス仕込みのシェフが作った豪華な料理が所狭しと並んでいて、良い匂いが漂っていた。


今、ここに集まってる面々。


私が子どもの頃から慣れ親しんできた人達。


もう何年になるのかな…


凛音と出会い、このお屋敷に通うようになったのは…


かれこれ10年は経ってるだろうか。


円城寺(えんじょうじ)家の人達は、私にとって、第2の家族みたいな存在なんだ。
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