円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
先生との対面と目撃者
『悪いね。来てくれてありがとう』


次の日の夜、私達は佐々木先生が入院している病院の前にいた。


かなり大きな病院だ。


エレベーターで病室まで上がっていく。


佐々木先生に…


正直、会いたくはなかった。


でも…ここまで来たら、絶対に「真実」を知って先生の正体を暴いて警察に突き出してやりたいと…そう思った。


それは、凛音も演劇部のみんなも同じ気持ちだと思う。


凛音が個室のドアを叩き、ゆっくりと病室の中に入った。


『ああ、赤田さん。皆さんも…わざわざすみません』


佐々木先生…ニコニコ笑ってる。


私達が何も知らないと思ってるからだけど…


何だか嫌な気分だ。


『大変な時にお邪魔して申し訳ありません。お怪我の具合はいかがですか?』


『本当に参りました。慌てていて階段から足を踏み外すなんて…情けないです』


先生は、恥ずかしそうに言った。


『1週間程入院とお聞きしましたが…』
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